散歩

ひたすら歩き続けるのはかなり楽しい。
今日はまず、明治通り沿いへ(決めてから行くわけじゃないけど)。
ココは多くの会社が立ち並ぶ通り。
で、VELOCEにさっそく入って、レモンティー。
安藤哲也の【本屋はサイコー!(絶版)】を読み倒す。
これ読むと、本当に本屋やりたくなる。
自分がいかに常識に囚われていたのかに気づかされた、よなーほんとに。
そんな事を思いながらふと気づくと、リーマンとOLの行列が店外にまで・・・。
そんなにココに集中しなくてもいいのにと思いながら。
《カフェするにはココ立地いいんだろうなー、書店出すなら明治通りでもいいな、けど客層限られるな、でもココで個性のある書店なら外見だけで相当目立つだろうな・・・》
とか延々と考えてニヤニヤしたり、、はしてません。

というか、もはや沼。
看板に河童が描かれてるのもなんかよくわかる。
こんなところでは絶対に溺れたくないと思ってたら、あたしと同じように必死にこの植物の写真を撮っている人が。
恐らく、彼の方が本格的に撮っていた。
あまり魅力は感じない植物だけど、見てると恐怖感に駆られる。
という意味ではある意味魅力のある植物だなぁ。
花とか咲くのかな。

よくお店を見てみると、関連性のある本なら文庫でも新書でもハードカバーでも関係なく一緒に配列されてた。
改めて眺めてみて好感の持てる棚作りがされてるなと思って、更に好きになった。
【本当にいい本だから、読んでみてよ】っていうお店側の気持ちが汲み取れる。
と、偉そうに言ってみたり。
でも、それだから小さい書店って好き。
どの本も読んでみたくなる。
このあと、赤坂歩いたり今泉歩いたりしたけど
どこも美容室とお洋服屋さんばかりで、面白い書店がなかなかない。
ヴィレッジはあるけど、そういうんじゃなくて小さいながらも書店として頑張っている書店がない。
ない!
悲しくなった、一人で勝手に。
あたしに経験と計画性と行動力とお金があれば書店を今すぐにでも開きたいところだけど。
残念ながら知識も石ころ程度で、更に書店で働いた経験もないときたらもう駄目だわ。
悶々としながら田辺マモルを聴くと余計に悶々として。
でも、それも悪くないと思った。
