入手


【忘れないと誓ったぼくがいた】平山瑞穂
ずっと読みたかったけど、ハードカバーしかなくて躊躇していた本。
だけど文庫が最近出て思わず買ってしまった。
かれこれ1年弱も我慢した。
我慢はしてないか、お金がなかっただけ。
素敵な人に薦められた本だっただけに、読みたくて仕様がなかったのです。
今日から読むつもり。
この本の中のある一説を読んだとき、田辺マモルの【ラブストーリー】を思い出した。
《ボディーブロー》という単語が出てきたとき、確か田辺マモルの歌詞にも使われてたなと思った。
読み終わったとき、田辺マモルの【名画のように】を思い出した。
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恋愛って誰にでも起こりうることなだけに、
どうしてもこういう本を読んだときに自分や自分の周りのことをそのまま重ねがちで
なんだか作者にまんまと騙されてるような
はたまた作者の罠に掛かってそれを陰でコソコソ見られてるような感覚になったりする。
でもその反面、自分と重ね合わせてしまう切なさにラブストーリーを読む価値があるのかなとも思ったりして。
きっと私が小学生のときにこの本を読んだってつまらなかったと思うから。
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改めて自分のことを考えたとき、
歳を追うごとに涙もろくなったり感情移入しやすい体質になったのはどう考えても明らか。
ただでさえ人前で泣いたり、感動的なTVを見ても泣かない(泣きたくない)性格だった私が
いろんな事を経験したってだけで、人の感情に流されやすくなったりしてる。
作家はプロだ。
まるでひとつひとつの文字に感情があるみたい。
この本のいち読者であるあたしは、その感情を持った文字の集合体にまんまと流されて
流れ着いたはこれまたキレイな湖で。
まったく・・・困っちまうぜー。

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