SILENTITIE

吉田修一 : 静かな爆弾
ラブストーリーが読みたいわけではなかった。
ただ、大好きな吉田さんだし最近のヤーコの話しとか聞いてるとたまにはラブストーリーもいっかと思って仕事帰りに割りと悩まずに買った。
しかし吉田さんって公園で出会うシチュエーション好きだよなー、多分。
公園で出会うとかベタだなオイとか思うかもしれんけども、最後まで読んでみてほしい、違うからホント。
小説を読むにあたって何が大事かって、始まりと終わりなわけですよ言うてしまえば。
さわりの部分も大事なんだけど、途中何気ない文章なんかも大事なんだけど、何を見て買うかって先ずは始めの部分を少し読んじゃうわけですよね。
そんで電車の中で読んでたりするとあっちゅう間に読み終わっちゃって最後の最後にうわ、すげー!て思えちゃうんですよ吉田さんって。
終わりが綺麗とか、恋愛小説だからって泣かせようとかそういうアンポンタンな魂胆はいらん。
どう始まって、どう終わるか。
結局のところそれに尽きる。
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